ランドスケープアーキテクトは、植物を扱う専門家として、植物それぞれの個性を知ること、植物の成長を見越した長い時間軸の視野を持つこと、そして植物が健全に育成できる植栽基盤に関する知見を深めることが重要だと思います。植物はそれぞれに個性があり、なかなかこちらの思うようにいかない場合も多々ありますが、それ以上に多くの魅力に溢れています。ランドスケープアーキテクトはデザインする際に空間を構成する重要なエレメントとしてその植物を扱えるやりがいのある職能だと感じています。プロジェクト毎にそのサイトの環境条件や特性・課題を踏まえ、みどりの魅力を最大限体感できる場づくりを行い、「人と自然の関係性」をより近しいものにしていきたいと思います。